アヘン王国潜入記

 「謎の独立国家ソマリランド」を読んだときに、次に読みたいなあと思いつつも忘れていたのだが、「クレージージャーニー」で著者の高野氏が取り上げられたので購入した。
 アヘン王国潜入記と言っても、アヘン(ヘロイン)の製造密売ルートの話ではない。そんなものに取り組んだら、真偽不明の薄っぺらい話になるか、生きて帰ってこれないかのどちらかだろう。高野氏は1995年10月から約7か月間、ゴールデントライアングルのど真ん中、ビルマ(ミャンマー)ワ州に滞在し、ワ人(ミャンマーの少数民族)と生活を共にし、ケシの種まきから、草取り、アヘンの収集まで体験してきたのだ(ケシの実からアヘンが取れ、それを加工するとヘロインになるそうだ)。
 さらにアヘン吸飲も体験し、禁断症状まで味わわっている。まあアヘンは取材のためというより、体調を崩して、医者もいなければ薬もない地域なので、治療のためにやったのがきっかけだが。ちなみにアヘン,大麻,コカインなどは、元々は薬として使われていたし、今でも薬の原料として使われているそうだ。
 アヘンではなく、そこに暮らす人々のことを、高野氏は知りたかったのだと思う。ここまでやったからこその、真実味を感じることができる。やはり、こういう人がいないと、世界のことはわからない。



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