CONTENT'S FUTURE

CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ(著者:小寺信良、津田大介)

 「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」で発売というのに興味を持ち、読んでみることにした。「通信と放送は融合すべきだ」とか言って、TV局(そうでなければJASRAC)を非難して一丁あがりみたいな、安っぽい話だったら嫌だなあと思っていたが、全く違う内容だった。
 表紙に小さく「コンテンツの未来を探る対談集」と書かれているとおり、さまざまな分野の9人との対談集である。トップバッターは、電波少年などのディレクターだった土屋氏である。他にもラジオ局のディレクターや、以前はムーンライダースのメンバーで現在はMPN代表幹事など、多彩な顔ぶれである。ホリエモン、著作権、コピーワンス、YouTubeなど色々と騒がしい世界の状況が伝わってくる。やはり、現場で活躍している人間の言葉には、説得力があるよ。

 対談集なので、特に結論は出していないし、矛盾する内容もある。本書の最後でも、『コンテンツ論に「これだ」という正解はない』と述べている。
  • 「可処分時間」が問題となる社会で、「アーカイブ」によって過去の作品が簡単かつ自由に入手できるようになった場合、「薄利多売」で現在の創作者たちが利益を得るのか?
  • そもそも、「コンテンツ立国」自体、eJapana同様、アメリカの後追いに見える。二番煎じで儲けようとは、考えが甘いのではないか?

 脚注で用語などを、丁寧に解説してある。ただ丁寧すぎて、そのページに書ききれず、どんどん後ろのページにずれていっている。そのために、本文に出てくるページよりも、脚注のページが数ページも後になる部分がある。これならば、章の最後にまとめて記述した方が読みやすい。
 この本で最も気に入らないのは、題名と副題だな。内容が想像できないし、こういう命名感覚そのものが嫌いだ。「ポストYouTubeとすれば売れる」と考えたのではと、勘ぐってしまう。(売ることが大事なのはわかるけど・・・)

小寺信良のコラム(ITMedia)

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    Excerpt: 二ヶ月間かけて指令の元で日本を駆け巡り中のストリートミュージシャン!!!同じ事務所の2組のバンドマンがCDの売り上げだけで生活中♪のストリートバトル!!!! Weblog: 【二ヶ月ストリートライブ生活中のストリートアーティストのm-puzzleのブログ!!!!】 racked: 2007-11-29 13:34