沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

著者:夢枕獏
 空海が密教を求めて唐に渡っていたころを舞台にした物語。空海は野心と才気に満ちた人物として描かれている。行動を共にするのが、同じ留学生の橘逸勢。性格は異なるが、『陰陽師』の清明と博雅のコンビに似ている。
 巻ノ一は、物語のさわりに過ぎない(それにしては長いが)という印象だ。空海が到着する前後に、さまざまな怪異が、長安で起こり始める。登場人物紹介に、楊貴妃などの安史の乱の関係者(この巻には登場しない)が出ているので、怪異の原因はそこだろうと推測できるが。猫の妖物が出てくるのだが、これが魅力的というか存在感がある。
 とりあえず第1巻を読んでみて、と考えていたが、やはり続きが読みたくなった。

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