EATER

著者:うすね正俊
  1. 紅丸変身
  2. ひとりぼっちのダニー
  3. 嵐の始まり
  4. 青子の夢
  5. 最後の夏
 私が購入したのは集英社出版なので5巻構成だが、その後、エンターブレインから4巻構成?で再販されている。うすね正俊の作品としては、アニメ化された「砂ぼうず」の方が有名かもしれない。
 人間の霊魂を食料とする宇宙人が、人間社会の間に潜伏していた。この宇宙人一族からは、人の心を持ったままの不完全体が、稀に生まれる。不完全体は、一族すべてから命を狙われる存在である。霊能力のある青子は、不完全体の紅丸と出会ったことにより、戦いに巻き込まれてゆく。
 主に3つのストーリーから成り立っている。最初の話では、青子が紅丸と出会い、一族の黒丸との戦いに巻き込まれる。次の話では、一旦は紅丸と別れた青子が、再び、紅丸と一族の火途馬との戦いに巻き込まれる。そこに、戦いに巻き込まれて墜落したスペースシャトルを、アメリカ軍が捜索しに来る。アメリカ軍兵士のダニーの最期と、『おまえは青子のダニーの強い意志に負けたんだ。人間に負けたんだよ』という紅丸のせりふにはしびれた!
 そして、最後の話では、一族は強力な戦士である、鬼の信乃を覚醒させる。一方、青子の『力』は、肉体に負担をかけつつ成長してゆき、さらに紅丸以外の不完全体も出現する。
 青子は高校生で、紅丸も同世代(特に説明はないが)。一族から狙われるといっても、紅丸は積極的に返り討ちにでるし、二人とも普段はのんびりしていて、追われているという雰囲気はない。また、「霊魂」が出てくるが、オカルトの雰囲気もない。紅丸はライフルを同化させて、空を飛んで戦ったりするので、むしろSFアクションバトル風である。しかし、バトルではなく、極限状況における人への思い、決断がメインだと思う。
 最初、青子は巻き込まれたという位置づけだが、徐々に変化していく。ラストでは、人類全体を巻き込む戦いが起こること、そして青子がその中心になることを暗示して終わる。

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